私は京都大学の建築学科を卒業後、東京大学大学院の原広司研究室に進みました。 そこで原先生がライフワークとしていた世界の集落調査に参加しました。ボリビア、モロッコ、イエメン、カメルーンなど、20カ国以上は回ったでしょうか。…
「楽しい」公共空間のイメージ作りを
古い建物の再生を目的に、不動産仲介サイト「東京R不動産」を立ち上げて12年経ちます。社会全体で古い建物を見直すムーブメントがどんどん広がり、金沢、大阪、神戸、福岡、鹿児島など「地方版R不動産」も誕生しました。さらに日本中…
メディアと建築都市の関係を追究する
私は建築設計を基軸にしながら、広告代理店に勤務し、雑誌を編集し、不動産仲介サイト「東京R不動産」のディレクターを務めてきました。 おそらく早稲田大学在学中に石山修武先生に教わったことが大きく影響しています。石山先生は建築…
公共空間に大勢のクリエイターが参加できる仕組みを
公共空間について、具体的な例を1つ挙げます。 例えば公園の場合、敷地やインフラの計画など法令に基づいて整備しなければならない要素と、ベンチやごみ箱、手すり、街灯といった、必要な機能を充たせば自由にデザインできる要素とに分…
これから目指すべき公共空間はCommon空間
人口減少が社会問題となっていますが、この流れはしばらく変わりません。 そこで大切となるのは、人口が減っていく社会をいかに魅力あるものにつくり替えるかだと思います。人口が減少していくと1人あたりの都市空間占有率は増えるわけ…
公共空間にエンターテインメントを
Re-Public Initiativeで私が実践したいことは大きく2つ。 1つは使われていない公共空間や公共物を、地域住民が有効的に使っていくための手伝いや助言、企画をしたい。例えば、使われなくなった児童公園を高齢者の…
地方博覧会で培った総合的な視点
私はずっと地方博覧会や地域振興の仕事に携わってきました。 堺屋太一さんと共に博覧会のプロデュースをしていた、北本正孟さんに弟子入りしたことが始まりです。8年間、北本さんの下でいくつもの地方博覧会の仕事に携わり、1993年…
地域のコミュニティーの核となる場所作りを
早稲田大学の私の研究室には、自治体から研究委託が舞い込むことが多々あります。公共空間を活性化するためのアイデアや、地域資源を活用促進するためのアイデアを求められます。それらに対し、実際に研究室の課題として取り組むこともあ…
教育と建築設計とを両輪に
私は早稲田大学理工学部建築学科で週の半分は教鞭を執る一方、NASCA一級建築士事務所の代表として建築設計にも携わっています。大学教授であり建築家でもあることは、私にとってごく自然なこと。と言うのも、かつて私が学生だった頃…
早稲田大学×Re-Public Initiative共同研究成果報告会
3月23日、早稲田大学理工キャンパスにて早稲田大学×Re-Public Initiative共同研究成果報告会として 「リ・パブリック研究〜都市の新たな公共空間の創出〜」を開催した。 同キャンパス63号館の教室に90人近…